印鑑無しで口座開設が可能に
りそな銀行全店舗で、印鑑の代わりに、指の静脈情報を登録することで口座開設できるサービスを開始することが発表されました。
印鑑不要のサービスを展開するのは、大手銀行の中ではりそな銀行が初めての試みだそうです。
静脈認証システムでの口座開設方法とは
顧客ごとの静脈データーを赤外線カメラで読み込み、事前に登録しておいた静脈データーと照らし合わせ本人確認を行うことで開設することが可能になります。
この方法で口座開設を行うと、窓口でキャッシュカードのみで高額の現金引き出しや振り込みや、投資信託の購入も可能になるそうです。
静脈認証のメリット
静脈認証システムの導入が進むとどのようなメリットがあるのでしょうか?
①紛失した通帳やキャッシュカードの再発行の際に、印鑑不要で手続きができるようになります
私的には、これが一番ありがたいですね。
利用頻度の低い銀行だと、どの印鑑で登録したのかとかけっこう忘れてしまうことが多いので。
②手続きの際の待ち時間を短縮できるようになります
業務開始直後に行ったのに、全て修了したのが午後なんて経験ありませんか?
私の家の近くの銀行は、何時間も待たされることはしょうっちゅうなので、休みの日を狙って行くようにしています。
手続きの際の待ち時間が短縮されると、待ってる間のストレスも緩和されるので、どちらにとってもメリットになりそうですね。
三井住友銀行でも似たようなサービスを開始
印鑑不要の取り組みは、他の銀行でも進められています。
例えば三井住友銀行では、サインのみで本人確認ができる「サイン認証」というサービスを試験導入することが決まっています。
顧客が店頭の専用端末にサインをすることによって、筆運びや筆圧などのデーターと照合することによって本人確認を行います。
こちらのサービスは、来年2月ごろから一部店舗で試験的に導入され、試験導入の結果によって順次全国で展開されていくそうです。
どんどん便利なサービスが始まっていきますね。
印鑑不要サービスを表明したのはまだ2つの銀行ですが、これから他の銀行も同じようなサービスを展開していくことでしょう。
大切な印鑑を持ち歩かなくても済むのは、とても助かりますね。