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大腸がんにバイアグラが効くという研究結果について

日本人のなりやすい病気と言われるのが「がん」

「がん」と一口に言ってもその種類は様々ありますが、近年、新しい研究結果により思いもよらないものが「がん」に効くのではないかと言われています。

それがバイアグラです。

バイアグラが大腸がんに効くという研究結果が発表される

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画像:バイアグラの正しい服用方法と処方【浜松町第一クリニック】

2018年3月に「米ジョージア医科大学の研究で、バイアグラに大腸がんのリスクを軽減する働きがあることが明らかになった」ということが発表されニュースになりました。

バイアグラに使用されているシルデナフィルが大腸がんに有効ということらしいです。

そもそも「シルデナフィル」は、米製薬会社ファイザーの商品名「バイアグラ」としても広く知られる、勃起不全(ED)や肺動脈性肺高血圧症の治療薬です。

血管拡張を促進する作用を有することから、様々な疾患の治療に活用できるということが近年ではされてきました。

そして今回はこの「バイアグラ」が大腸がんのリスクを軽減する働きがあるということがわかり発表されたそうです。

大腸がんは日本人に多い病気

現段階ではマウスなどによって研究がつづけられているようですが、実際におこなった研究では「飲み水にバイアグラを入れ、遺伝子変異マウスにこれを4週間飲ませる実験を行ったところ、マウスの腫瘍性ポリープの数が50%減った。」という結果もでているようです。

バイアグラを飲むことによって「環状グアノシン一リン酸」といった成分レベルが上昇。

腸内での過剰な細胞増殖を抑制する効果が働いて正常細胞の分化を増加させます。

アポトーシス」と呼ばれる積極的・機能的な細胞死のプロセスを通じて異常細胞が自然に排除されるような仕組みができ、結果的に大腸がんを抑制する効果が得られるということです。

大腸がんは日本人だけではなく世界的にもなる人が多い病気です。

日本でも世界20位に入るほど罹患率が高いので、今後この研究が順調に進んで実際に臨床実験まで進むといいですね。