百貨店 は ミュージアム museum:Bar-Soryu-shi
先日のブログで、大手カラオケチェーンシダックス大量閉店のニュースについて書きました。
とうとう閉店の波は百貨店にも押し寄せてきたようです。
三越伊勢丹が大量閉店に
本日発表のニュースで、三越伊勢丹ホールディングスは、三越千葉店を17年春をめどに閉店すると発表しました。
さらに、同じく来春に東京の多摩センター三越も閉店が決まっています。
また、時期未定ではありますが、伊勢丹松戸、伊勢丹相模原、伊勢丹府中も閉店が検討されています。
正直、景気がいいと感じているのは、大規模な企業の上の人たちだけで、中小企業などでは変化がないのが現実ですからね。
高価な商品が並ぶ百貨店に足を運ぶ人が少なくなってきるのは、今のご時世では致し方ない現実なのかもしれません。
現に、私も百貨店に行く機会というのがだいぶ減ってきました。
私の場合は、元から高級嗜好ではないので、少ないというのもありますが・・・
宝石やブランドものといった高価なものに興味がありませんので。
庶民向け百貨店でも閉店相次ぐ
三越の閉店よりも私たちの生活に近いのが、イトーヨーカドーの大量閉店です。
イオンと肩を並べ、食品や衣料品などといった生活必需品を取りそろえる、庶民向け百貨店ですね。
セブン&アイホールディングの傘下にあるイトーヨーカドーは、不採算店舗を中心に、今年度中に20店、今後5年以内に50店の閉鎖を予定しているとのことです。
私はヨーカドーよりもイオン派なので、あまり影響がないです。
確かに、オリジナルブランドの商品の質はヨーカドーのほうが高いなと思いますが、接客の質はイオンのほうが高いなと思います。
ヨーカドーは、接客に慣れているであろう年齢の高い店員さんが多いにも関わらず、対応が適当で、売り場などを尋ねた際は売り場まで案内されず自分で行けみたいな対応や、あごであしらわれることもありました。
それに比べると、イオンはわりと話しかけやすい年齢層の方が働いており、売り場について尋ねても丁寧な対応をしてくれる人が多いなと思っています。
閉店しても、そういった対応から改善しないと今後の売り上げアップも期待できなのではないかなと感じています。
何事もおごりではなく下手にでることが大切
私が学生時代に接客業をしていた時に言われた言葉で、
「何事においてもおごらず、下手にでることが大切」
と教えてもらったことがあります。
当時はあまり意味がよくわからなかったのですが、社会人になってようやくこの言葉の奥にあることが理解できるようになってきました。
やってもらって当たり前、高い商品を置いてるから売れる、商品を提供してあげているというおごりが、次に繋がらないきっかけとなってしまうんですね。
私もこの言葉は常に頭の隅に置いて、同じことを後輩に教えています。
あとは、何かをやってもらったら感謝の気持ちを必ず伝えること。
いくら自分よりも年下だとしても、そこはきちんと伝えるべきだと思うのです。
どちらの百貨店も、閉店してしまうと困る人がいるということを経営者側が念頭に置きつつ、サービス向上につなげることが業績回復に繋げることができるのではないでしょうか?